「ばっか食い」はやっぱりアナタの命を縮める 約6000人、12年の追跡調査でわかったこと

 

日本人の三大死因の一つでもある「心疾患」。男女共に「がん」に次ぐ、第2位の死因となっています。世界的に見ても高齢者に多い疾患ですが、30代から懸念が高まる「若年性心疾患」も増えつつあります。  そんな中、8月中旬に米国グランドバレー州立大学から、「若年性心疾患の背景は、生鮮食品の摂取が少ないからかもしれない」という新しい研究結果が発表されました。 そもそも「虚血」はどんな状態?  心疾患は、心筋梗塞や虚血性心疾患など、心臓にまつわる病気の総称で、心疾患の約半数が「虚血性(血管の狭窄や閉塞によって血流が減少してしまうことで起こる)心疾患」に該当すると言われています。  さらに、虚血性心疾患は狭心症、心筋梗塞、急性心不全、慢性心不全などに分類されています。いずれも血液循環が問題になっており、運動不足、脂質異常症、糖尿病、高血圧、喫煙など生活習慣が原因の一つです。  これらの生活習慣によって血管壁にコレステロールが溜まり、血管壁がもろくなると「動脈硬化」が起こります。そのため、血液の通り道が狭くなり、心筋が酸素や栄養の不足に陥るのです。これによるさまざまな心臓トラブルが「虚血性心疾患」ということになります。  また、動脈硬化の一種に「アテローム性動脈硬化」という疾患があります。これは前述の生活習慣などの要因で、動脈壁が繰り返し損傷を受けることで起こるもの。やはりさまざまな心疾患を引き起こす要因の一つです。  米国グランドバレー州立大学の研究チームは、アテローム性動脈硬化症の多民族研究で、成人約6000人を対象に、12年に及ぶ追跡調査を行いました。この研究により、食生活が被験者の健康に及ぼす悪影響の実態が浮かんできました。  アメリカの比較的貧しい地域の住民は、アテローム性動脈硬化症の罹患率が高くなることが同大学の研究で確認できていましたが、その詳細な原因はわかっていませんでした。そこで、社会環境や住民の行動などがアテローム性動脈硬化症とどう関連するのか、12年間にわたって追跡調査したのです。  CTスキャンで冠動脈カルシウムを測定すると、動脈におけるアテローム性動脈硬化量を測定できることから、被験者は12年間のうち間隔を空けて3回の測定を受けています。その結果、進行の速い中高年の間では、新鮮な生鮮食品を購入できる店舗の利用が著しく低い傾向にあることがわかりました。 若くても、貧しくなくても、ひとごとではない  アメリカの貧しい地域では、生鮮食品を買える店舗が少なく、一方でファストフード店はたくさんあるという特徴があります。そんな生活環境に身を置くことで、動脈硬化に陥りやすくなっていたということです。  この結果をふまえ、米国心臓協会では、野菜、果物、全粒穀物、豆類、魚介類、皮なし鶏肉など、生鮮食品の摂取が心臓の健康に良い食事として推奨しています。また制限すべき食品として、飽和脂肪酸(食肉・乳脂肪)、トランス脂肪酸(マーガリン等)、塩分、糖類などを挙げています。  日本でも心疾患を誘発する要因の一つとして、よく生活習慣が挙げられていますが、食の欧米化・偏重も危険な傾向。普段から生鮮食品を購入できる環境にいながら、野菜の摂取不足に陥ったり、魚介類の多い和食から離れがちだったり、ダメな食生活が常態化している方は少なくないでしょう。  若いビジネスパーソンは、「心疾患なんてまだまだ先の懸念」と思っているかもしれません。が、生活習慣病は、毎日の積み重ね。今から野菜や魚を食べないような食生活を続けていると、ある日健康診断の結果を見て愕然とするかもしれません。  忙しいビジネスパーソンは、生鮮食品を調理している時間は持てないことが多いでしょう。しかしコンビニには豊富なお惣菜が並んでいるので、心配はいりません。こと、心疾患予防としては肉類や乳製品を避け、野菜や魚を中心とした食生活を心がければ、生活習慣病のリスクは減ってくるでしょう。  〈みわ子流、心疾患リスクを下げるコンビニメニュー!〉

 ●避けるべき食品  牛丼やカツ丼、揚げ物類、生クリームが多用されたスイーツやアイスクリーム類、レバー類、魚介類でもプリン体が多く含まれるエビ、イカは避けましょう(健康で生活習慣病のリスクのない方は避ける必要はありません)。

 ●オススメの食品  ・サンマの生姜煮、焼きサンマ + ほうれん草の胡麻和え、小松菜の煮びたし、きんぴらごぼう、茄子の煮物など  9月はサンマの美味しい時期。色の濃い野菜とともにいただきましょう。EPAやDHAなどのオメガ3系脂肪酸は、血液をサラサラにする効果が期待できます。

 ・アジのたたき + 海草サラダ、ネバネバサラダ  アジもサンマ同様、青背魚。血流をよくする効果が期待できます。海藻は血液を造る葉緑素が含まれます。ネバネバ野菜に共通して含まれるムチンは免疫力UPにつながるでしょう。  

・サーモン類 + カボチャの煮物・サラダ  サーモンは握りずし、おむすび、サンドイッチ、スモークサーモン、焼き鮭などラインナップ豊富。血栓予防が期待できる食品です。カボチャに含まれるビタミンEは血流をよくし、生活習慣病予防にも◎!  

・マグロ類 + ほうれん草、小松菜、ニラなど濃い緑の野菜  マグロは鉄分が含まれるので、造血作用が期待できます。手巻きずし、マグロ丼、お造りなどをチェックしてみてください。濃い緑の野菜にも鉄分が含まれており、一緒に摂取すると吸収がよくなるでしょう。

 ・その他  生の野菜が気軽に摂取できるので、メニューに悩んだら、サラダを食べるようにしましょう。果物はカットフルーツから新鮮なものを。豆腐を使ったメニューなども取り入れましょう。  肉類や揚げ物、スイーツ、加工食品が悪いわけではありません。しかし忙しい時に、取り入れやすい食材の「ばっか食い」が未来の心疾患につながるかもしれません。食生活の影響が出やすい疾患は、それさえ変えれば未然に防げるケースも多いもの。生鮮食品は進んで取り入れるようにしましょう。

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